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ドストエフスキイ研究会便り(19)

 

今回の「研究会便り (19)」の内容は以下の通りです。
 

 

 

 

 



《講演・研究発表の原稿化》

★「ドストエフスキイ研究会便り」では第15回目から、
かつての講演や発表を原稿化し,掲載していますが、

今回と次回の二回にわたり、
2017年3月31日、東京湯島の親鸞仏教センターで開かれた
「現代と親鸞の研究会」に於いて、
私が「ドストエフスキイ、イエス像探求の足跡」というタイトルの下に提示させて頂いた
「問題提起」と、それを受けて引き続きセンターの研究員の皆さんとの間で交わされた
「質疑応答」の記録を掲載します。

今回の「問題提起」では、
ドストエフスキイ世界と聖書世界について、私が持つに至った基本的理解を、
まず幾つかの「定義」の形で提示します。

次にそれらを具体的に確認すべく、
後期ドストエフスキイの五大作品の中から『罪と罰』を選び、
この物語を構成する七つの基本要素を取り出します。

最後に以上のことを、改めて遺作『カラマーゾフの兄弟』に於いて、
イワンの思索の歩みに沿って確認するという、三段階の構成となっています。


なお今回の私の「問題提起」には、
前二回でお話をした「ロシアの小僧っ子」のこと、殊にイワンが辿った思索の足跡のこと、
イエス像の構成のこと、また大学闘争(紛争)や
「絶対のリアリティ」や「ヌミノーゼ」のこと、
更には以前扱った「ユダ的人間論」や「キリスト論」のことなどが繰り返し登場します。
皆さんがこれらの基本概念に少しずつ慣れて、
まずはドストエフスキイと聖書、両世界を理解するための土台作り
進めて頂ければと思います。

    
詳しくはこちらをご覧ください。

「研究会」→ドストエフスキイ研究会