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河合文化教育研究所 閉所のお知らせ 

 

  河合文化教育研究所 閉所のお知らせ

 

         ご挨拶

                          

河合文化教育研究所は、この2023年3月末をもってすべての活動を停止いたします。
あらためて内外のシンポジウム、講演会、河合ブックレットなどの出版等で
たいへんお世話になったみなさまに、ここにお礼のご挨拶をさせていただく次第です。

1986年の実質的な活動開始より、37年間、
世紀の変わり目を挟んでさまざまななできごとの波をくぐりながらも、
なんとかここまで活動を続けて来れましたのも、
みなさまの温かいご支援と大きな励ましのお蔭と深く感謝しております。

いま思い返してみると、河合文化教育研究所とは、いささか不思議なところでした。
その母体である予備校河合塾は、そもそも公教育や大学などから外れた社会の周縁の存在であり、
同時に国の教育政策の改変などに常に翻弄され続けざるを得ない存在でしたが、
そうした予備校の持つ社会的特質をすべて逆手にとって独自の活動を展開してきたのが、河合文化教育研究所だったと思います。
周縁から中心に向かうのではなく、逆に周縁からさらにその周縁へ向かい、
そのことによってこれまでにない地平を一瞬切り拓くことができたとの幻想を抱かせるようなところでした。

河合文化教育研究所とは、さまざまな人々が活発に行き交う大きな広場、
あるいはアゴラのようなところでもあり、
ときどき自分はいま何に立ち会っているんだろうか、と思わせるようなスリリングな場所でもありました。
これもひとえに、みなさまから大きな知的刺激をいただき続けることができたお蔭かと存じます。

長い間、本当にひとかたならぬお世話になり、ありがとうございました。

みなさまの一層のご活躍とご健康をお祈りしております。

心からのお礼を込めて。

 

               2023年3月

                             河文化教育研究所 一同


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『河合塾における「予備校文化」とは何だったのか』→河合塾における「予備校文化」とは何だったのか.pdf

「予備校文化」の終焉と再生-茅嶋洋一さんの追悼にかえて
   →「予備校文化」の終焉と再生 茅嶋洋一さんの追悼にかえて 加藤万里
.pdf  

  河合文化教育研究所の歴史→河合文化教育研究所の歴史

k ◆報道
  京都新聞→河合文化教育研究所 歴史に幕   京都新聞23.3.20.pdf


☆掉尾を飾るブックレット

 

河合ブックレット42: 夢と一生

渡辺京二


◆書評

 図書新聞

 一生を貫く「小さきもの」への視座と夢
 「河合ブックレット」の掉尾を飾る一冊 米田綱路 → 図書新聞(第3584号)2023.3.25.pdf 

   コラム「旬な話」→夢と一生.pdf