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エンターテイメント・メディア研究会〈 主宰:小林貞弘 〉

エンターテイメント・メディア研究会〈 主宰:小林貞弘 〉

 本研究会では、マンガやアニメを中心としたエンターテインメント・メディアを研究の対象とする。これらを理解するための有効な視点・分析方法・評価基準を、議論と調査を通じて追究していく。そして、その成果を広く教育の現場に還元していくことを目的とする。
 マンガやアニメは社会的な事象の一つであり、青少年もまた時代や社会と関わるなかで日々成長する存在である。これらは、感性や理解力を含む個々の人格の形成に大きな影響を与えていると考えられる。そうである以上、マンガやアニメに向けられがちな一方的な蔑視や性急な害悪論を退ける必要がある。こうすることでエンターテイメント・メディアに対する世代間の認識の格差を是正することにもつながるだろう。青少年の現在を取り巻く社会的・文化的背景について、学際的な姿勢を堅持しながら理解を深めることは、青少年とのコミュニケーションを図り、彼らの人間性を理解するうえでも極めて有益な営みであると確信している。