現代史研究会〈 主宰:里中哲彦 〉
現代史研究会〈 主宰:里中哲彦 〉
戦後、日本は民主主義国家になることをいちおう世界に標榜しました。にもかかわらず、日本人はその普遍的価値を重視する思想態度をじゅうぶんに身につけてはいません。そのため、感情を強く単純に刺激する言説にしか反応できなくなり、諸問題の根本的処理のしかたに頭を抱え込んでいるのが現状です。どうしてこのようになってしまったのでしょうか。本研究会は、戦後の軌跡をたどることで、「一貫性のない思想」の内実を探ります。
毎月1回開催。テーマは政治、経済、軍事、思想、哲学、文化等、幅広くあつかいます。ほとんどの場合、テーマにあった話のできる専門家を招いています。ちなみに、これまでお招きした講師は、菅孝行、小松隆二、大澤正道、いいだもも、西部邁、加々美光行、橋爪大三郎、高野孟、玉川信明、若林敬子、玉城素、中島誠、棚沢直子、関川夏央、室謙二、茂住實男などの各氏です。今後はとくに日米関係史および日英関係史に焦点を当てる予定です。