心身論研究会〈 主宰:木村 敏 〉
心身論研究会〈 主宰:木村 敏 〉
心身論研究会は1994年に開始して、毎年3月、6月、9月、12月の4回、原則として月初めの土日に1泊2日、名古屋で開催している。医学に患者と医者の「主体/主観」を導入し、「医学的人間学」を樹立したドイツの神経科医ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカーの著作をドイツ語の原文で講読する。この研究会からはこれまでに『病いと人』(新曜社、2000年)、『パトゾフィー』(みすず書房、2010年)の邦訳が出版されている。現在はヴァイツゼカーがフロイトの推薦で『国際精神分析学雑誌』に掲載した論文「身体事象と神経症」を講読中。参加者は毎回約15名、名市大出身の精神科医を中心として哲学・心理学からの出席者も多い。新しく参加を希望される方があれば(傍聴だけでも)大歓迎である。希望者は文教研事務局へ問い合わせてほしい。