新刊のご案内 『人称をめぐって 臨床哲学の諸相』
新刊のご案内
『人称をめぐって 臨床哲学の諸相』を発行しました。
内容は、第16回河合臨床哲学シンポジウム、
第17回河合臨床哲学シンポジウムをまとめたものです。
監修 木村敏・野家啓一
発行 河合文化教育研究所
発売 (株)河合出版
2019年1月刊行
A5版 4200円+税
《本書の内容》
まえがき 木村 敏
第16回・第17回河合臨床哲学シンポジウム・プログラム 趣意書
座談会・人称をめぐって 野家啓一・谷徹・内海健
Ⅰ 人称――その成立とゆらぎ
自閉スペクトラム症における「私」 清水 光恵
私には見えないのに、あなたには見えるものって何? 森 一郎
対話の中の「人称」 斎藤 環
私は思考しうるか 谷 徹
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Ⅱ 非人称・前人称・無人称
臨床場面から見た一人称の謎 熊﨑 努
非人称(エス)の迷路のなかで 野家 啓一
統合失調症性残遺状態の一様態 岡 一太郎
人称の役割――前-文法、『源氏物語』、精神の危機 藤井 貞和
あとがき 野家 啓一