ドストエフスキイ研究会便り(16)
今回の「研究会便り (16)」の内容は以下の通りです。
《講演・研究発表の原稿化》
★これから「ドストエフスキイ研究会便り」に今までの講演・研究発表を原稿化して掲載し、
完了後は一つのサイトに独立させる予定です。
第二回目は「カラマーゾフの兄弟、そしてスメルジャコフ」と題して、
昨年2019年3月に「日本キリスト教文学会の研究会」で行った研究発表を取り上げます。
『カラマーゾフの兄弟』は、長い間私の最大の課題であり、中でもここに登場するスメルジャコフは
この上なく捉え難い「謎」、この作品の「ブラック・ホール」とも呼ぶべき存在でした。
これらとの取り組みの結果は、
既に「カラマーゾフの兄弟論」と「スメルジャコフ論」として公にしていて、
殊にスメルジャコフの「謎」については、私の力の及ぶ範囲でしかありませんが、一応の考察を終えたと思っています。
しかしカラマーゾフの世界と共にスメルジャコフの悲劇的運命、その生と死は今も私の意識から離れることがありません。
(中略)
そのような中、東京YMCAでの講演(2019/2、前回の「研究会便り(15)に掲載)に続き、
柴崎聰先生から日本キリスト教文学会の研究会でも発表をするようにとのお誘いを頂き、
YMCAで取り上げた西欧近代の「病」との関連で、
改めて『カラマーゾフの兄弟』とスメルジャコフについて考える機会を与えられたのでした(2019/3)(以下つづく)
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