河合ブックレット 25・24・23・22・21
河合ブックレット25
海から見た日本史像
──奥能登地域と時国家を中心として
網野善彦
定価 本体680円+税
「日本島国論」「稲作中心史観」の上に成立してきた従来の日本史像を、海によって栄えた奥能登・時国家への実証的研究と厳密な調査によって転換し、真の日本史像を構築する。
解説/外 信也
河合ブックレット24
世紀末世界をどう生きるか
──「新右翼」の立場から
鈴木邦男
定価 本680体円+税
日本的エートスにこだわりながら「言論の自由」を貫徹するという、民族主義・近代主義の両方を乗り越えた著者が、混迷の度を深める世紀末世界を若者を軸に明快に読み解く。
解説/牧野 剛
河合ブックレット23
世界のなかの日本映画
山根貞男
定価 本体680円+税
映画を作る側と観る側の境界線上に身を置き、その独自の評論でどちらの側をも挑発してやまない著者が、映画を純粋に映画として観ることの輝きと豊かさを、愛をこめて語る。
解説/石原 開
河合ブックレット22
ヨーロッパ史をいかに学ぶか
阿部謹也
定価 本体750円+税
独自の西洋中世史研究で名高い著者が、自らの足許と異文化とを往還的に照らし出す作業を通して、ヨーロッパという異文化が投げかける意味と光を重層的に読み開いた魅力の書。
解説/柴山隆司
河合ブックレット21
半生の思想
最首 悟
定価 本体505円+税
現実の矛盾とねじれをどこまでも生き抜く方法としての"中途半端" の思想を通して、大学闘争、水俣、科学、自己、と近代の軸に関わる問題に生活の深みから迫ったユニークな思想論。
解説/大門 卓