河合ブックレット 30・29・28・27・26
河合ブックレット30
アジアと出会うこと
加々美光行
定価 本体750円+税
自らの内なるアジアを手がかりに中国・アジアの人々の希望と痛みを共有し、非西欧世界近代の意味を改めて問い直すことを通して、飢餓と戦争を越える新しい世界への道を探る。
解説/江藤俊一
河合ブックレット29
からだ・こころ・生命
木村 敏
定価 本体750円+税
西欧近代の実体的自己像を、独自の「あいだ」理論によって決定的に乗り越えた著者が、自己と環境の相即・境界に光をあて、前人未踏の「こと」としての生命論を展開する。
解説/野家啓一
河合ブックレット28
歴史のなかの「戦後」
栗原幸夫
定価 本体680円+税
戦後文学の意味の徹底吟味を通して日本社会の上げ底のいまを問うと同時に、過去と他者への二重の想像力を媒介に世界と〈私〉との生きた交通をめざした、新しい「戦後」論考。
解説/池田浩士
河合ブックレット27
〈 市民的政治文化 〉の時代へ
──主権国家の終焉と「グローカリズム」
今井弘道
定価 本体825円+税
ポスト主権国家時代の社会を作る新しい「市民」とは何かを、現代の世界状況と官僚主義国家日本近代を貫いた民衆意識の鋭い分析を通して初めて正面から論じた鮮やかな市民論。
解説/角倉邦良
河合ブックレット26
何が不自由で、どちらが自由か
──ちがうことこそばんざい
牧口一二
定価 本体750円+税
「障害」を個性だと捉える著者が、松葉杖とじっくりつき合いながら、「障害者」であることの豊かさをバネに生きることの意味を根底から問い直した、心暖まる自己変革への招待状。
解説/趙 博