内藤湖南 未収録文集
<新刊>
内藤湖南 未収録文集
内藤湖南研究会 編
発行 河合文化教育研究所
発売 (株)河合出版
2018年 刊行
本体価格 25,000円+税
総目次
はじめに
第1部
明治20(1887)年11月~明治23(1890)年11月
第2部
明治23(1890)年12月~明治39(1906)年5月
第3部
明治40(1907)年1月~昭和9(1934)年2月
解題
第1部 解題
第2部 解題
第3部 中国関係時事論説解題
第3部 中国関係時事論説以外の文章解題
あとがき
::::::::::::::::::::本書の主な内容::::::::::::::::::::
中国の「現在」を読み解く原点としての内藤湖南、
その巨大な思想の全貌がいま初めて明らかになる
日本の「近代」、東アジアの「近代」、中国の「近代」、
そして世界史的「近代」を全く異質な地点から構想した内藤湖南。
本書は、その湖南の青年時より晩年までの未収録・未発見の文書を
10年近くにわたって鋭意発見・収集し、ここにその全体を一望のもとに示したものである。
「明治維新」の起点は「応仁の乱」にある、「元の時代」は中国近代の「極相」である、
という湖南独自の大胆な考えは、本書を通してあらためて「現代」に鋭く突き刺さる針となる。
◆『明敎新誌』『萬報一覧』『大同新報』『日本人』『亞細亞』『臺灣日報』
『萬朝報』『大阪朝日新聞』『大阪毎日新聞』など、
1887年(明治20年)から1934年(昭和9年)の最晩年にいたるまでに
新聞・雑誌などに執筆された『内藤湖南全集』未収録の文章327篇を収録。
◆
「反動の大勢」、「日本文學と宗敎と」 (以上『大同新報』)、
「臺灣の地方行政」 (『臺灣日報』)、
「北京城の沿革」 (『太陽』)、
「支那改革に就て」 (『秋田魁新報』)、
「近時支那人の謬想」、「朝鮮統治の方針」、「支那の近状」 (以上『大阪朝日新聞』)、
「滿洲發達の三大時期」 (『日本及日本人』)、
「國亡びて文化在り」 (『大阪新報』)、
「朝鮮の開國」(満鉄での講演)、「最近の支那」 (『京都日出新聞』)など。