崇高について
崇高について
小田 実・「ロンギノス」著
発行 河合文化教育研究所
発売 (株)河合出版
1999年2月刊行
四六版 2900円+税
目次
はじめに
Ⅰ 「被災地」「ロンギノス」「戦後文学」──被災地からの「私的文学論」──/小田 実
Ⅱ 崇高について/「ロンギノス」(小田 実 訳)
Ⅲ 「市民国家」の文学観/小田 実
「文」と「市民国家」の市民/小田 実
「市民国家」の「トポグラフィ」/小田 実
Ⅳ 「コロノスのオイディプス」/小田 実
あとがき/小田 実
著書の内容
文学の力、変革の力としての崇高を説いたこの書を半世紀にわたる文学活動に方法的に取り込んできた小田実が満を持して翻訳。ロンギノスに応答して書かれた小田独自のギリシア文学論を同時収録。二千年の時空を超えた希有な共著。