戦後日本の中国史論争
シンポジウム
戦後日本の中国史論争
世界的に高い水準である日本の中国史研究を、中国語に翻訳して中国で紹介しようと『中国史論著選訳』の出版事業が進行している過程で、『選訳』、第2巻付録『戦後日本の中国史論争』の執筆、出版のため、シンポジウムを開催した。若手研究者6人によって各専門分野の研究発表が行われ、越智重明九大名誉教授、島田虔次京大名誉教授などわが国の著名な研究者約40人の参加者の間で、厳しい論戦が交わされた。
日時:1991年1月19日
会場:京都・京大会館
司会:
谷川道雄( 京都大学名誉教授・龍谷大学教授)
パネリスト:
東 普次( 三重大学)
「秦漢帝国論」
中村圭爾( 大阪市立大学)
「六朝貴族制論」
氣賀澤保規( 富山大学)
「均田制理解をめぐる諸問題」
宮澤和之( 佛教大学)
「宋代の地主と農民」
壇上 寛( 富山大学)
「郷紳論」
岩井茂樹( 京都産業大学)
「明清時代の商品生産をめぐって」