北京大学サマーセミナー
河合文化教育研究所・北京大学歴史学部共同企画
北京大学サマーセミナー
北京大学歴史学部の教授が中心となり、河合文化教育研究所・河合塾が協力して、日本の優れた中国史研究論文150編を中国語に翻訳し、1994年『日本学者研究中国史論著選訳』全10巻として北京の中華書局より刊行した。この事業を契機として北京大学と河合文化教育研究所はさまざまな共同事業を手がけることになった。その一つである「北京大学サマーセミナー」は、1993年に開始して以来、すでに6回にわたり、好評裡に実施されてきている。
予備校生、大学生、予備校生の父兄、一般社会人など、さまざまな人々の参加となるこのセミナーは、まず北京大学歴史学部にて歴史の授業と中国語の授業を受ける。それと同時に北京大学の学生と意見交換会、座談会などをもち、授業の内容に関連する北京郊外の史跡を北京大学の学生同行で見学し、授業に対する理解を深めると同時に、歴史事実を探索する。同時に、そのときどきのテーマに応じて北京だけではなく、歴史のルーツを辿る中国国内の旅をも組み込んでいる。歴史、文化、経済と多面的な角度から変貌する中国を体験し、国際人としての視野を広げることを目的とするセミナー。
■北京サマーセミナーのテーマと実施期間・訪問場所
1993年 「シルクロードと敦煌文化に触れる」
8月21日─30日 10日間
北京大学滞在と敦煌ツアー
1994年 「シルクロードと敦煌文化に触れる」
8月20日─30日 11日間
北京大学滞在、西安、敦煌
1995年 「変貌する中国に触れる──三国志の舞台と揚子江流域をめぐる旅」
8月21日─9月1日 12日間
北京大学滞在、成都、三峡下り、武漢、上海
1996年 「北京・上海・西安──歴史のロマンに触れる」
8月23日─9月1日 10日間
北京大学滞在、西安、上海
1997年 「大草原の風に吹かれて──首都北京からチンギスハンの故郷へ」
7月29日─8月8日 11日間
北京大学滞在、内モンゴル
1998年 「近代史の意味を考える──上海、南京、北京、大連、旅順」
8月21日─8月30日 10日間
上海、南京、北京大学滞在、大連、旅順