HOME  >  研究会  >  合同研究会

合同研究会

   

 合同研究会

 
第17回文教研合同研究会
2019年8月30日(金)

 


■第1部発表

・野家啓一 新主任研究員・

 ◆3・11以後の科学技術と倫理

  Ⅰ.科学技術と現代社会

  Ⅰ-1.科学と技術の融合
  Ⅰ-2.科学の変貌と知の市場化
  Ⅰ-3.マートン・ノルム (CUDOS)
  Ⅰ-4.アカデミック・キャピタリズム
  Ⅰ-5.ザイマンの “PLACE“


  Ⅱ.トランス・サイエンスとリスク社会

  Ⅱ-1.トランス・サイエンスとは何か
  Ⅱ-2.事実と価値の交錯
  Ⅱ-3.リスク社会の到来
  Ⅱ-4.組織化された無責任
  Ⅱ-5:二度の文明災(梅原猛):ヒロシマとフクシマ


  Ⅲ.3.11以後の科学技術倫理

  Ⅲ-1.福島原発事故の教訓
  Ⅲ-2.七世代の掟(世代間倫理)
  Ⅲ-3.リスク社会における科学技術
         (RISK)    

  
  おわりに:科学知と人文知の再結合

     科学の社会的影響と科学者の社会的責任

     シンギュラリティ(AI vs. 人間)
      先端医療技術(ゲノム編集)
      地球環境の危機(地球温暖化)

     リスク社会/持続可能社会
      予防原則 (precautionary principle) :水俣病の教訓

     生命倫理、環境倫理、科学技術倫理
      臨床哲学、problem-oriented philosophy
      科学リテラシーと社会文化リテラシーの結合



■第2部 各研究会活動報告

カブリジオメトリ研究会(小林一路)
漢文訓読研究会(藤堂光順)
経済研究会(公文宏和)
国語教育の再構築研究会(結城敦司)
差別問題研究会(菅孝行)
女性論・男性論研究会(吉田理恵)
身体表現教育研究会(原田伸雄)
地域言語研究会(小森清久)
ドストエフスキイ研究会(芦川進一)
内藤湖南研究会(山田伸吾)
20世紀国際政治史研究会(加藤正男)
認知と記号研究会(柳原慎也)
東アジアの歴史と現代研究会(八箇亮仁)
メディア・カルチャー研究会(小林貞弘)


■第3部 全体討論

 

 

 

第16回文教研合同研究会
2018年8月24日(金)


〈テーマ〉
「 なぜいまく高大接続改革〉か  新自由主義的教育改革をめぐって 」

■第1部発表
1「大学入試と教育の荒廃一「試行テスト」記述問題を手がかりに」(菅孝行)
2「臨教審以降の日本の新自由主義教育を考える」(青木和子)
3「日本における近代公教育の歴史と現在一予備校河合塾が当面する現況」(茅嶋洋一)

■第2部全体討論

 

 

 

 

第15回
2017年8月28日


今年度の合同研究会は、発表する研究会の主宰者と木村敏、長野敬、丹羽健夫主任研究員、近畿地区の研究員および職員、事務局の参加を得て開催されました。


冒頭で木村敏所長が「まずは悲しいお知らせを申し上げることから始めなければなりません、それは主任研究員の中川久定先生がこの6月におなくなりになったことです。京都校の私の研究室の両隣が中川さんと先年なくなった谷川さんなので、だんだんさみしくなってきました。しかし、今日はまた、いろんな研究会の発表を聞かせていただく楽しみがあり、どうぞよろしくお願いします」と挨拶され、各研究会の発表にうつっていきました。


 

 

 

◆研究会活動報告

カブリジオメトリ研究会(小林一路)
経済研究会(公文宏和)
女性論・男性論研究会(吉田理恵)
差別問題研究会(菅孝行)
初等教育研究会(熊崎智子)
身体表現教育研究会(原田伸雄)
大学基礎準備教育研究会(大竹真一)
地域言語研究会(小森清久)
ドストエフスキイ研究会(芦川進一)
内藤湖南研究会(山田伸吾)
20世紀国際政治史研究会(加藤正男)
目韓文化交流研究会(新井勝憲)
日本近代・思想史研究会(茅嶋洋一)
認知と記号研究会(柳原慎也)
東アジアの歴史と現代研究会(八箇亮仁)
メディア・カルチャー研究会(松尾敏之)

 

 


第14回
2016年8月26日

◆研究会活動報告

カブリジオメトリ研究会(福島一洋)
漢文訓読研究会(藤堂光順)
経済研究会(公文宏和)
国語教育の再構築研究会(結城敦司)
女性論男性論研究会(吉田理恵)
初等教育研究会(熊﨑智子)
心身論研究会(木村敏)
身体表現教育研甕会(原田伸雄)
地域言語研究会(小森清久)
ドストエフスキイ研究会(芦川進一)
20世紀国際政治史研究会(加藤正男)
日韓文化交流研究会(新井勝憲)
日本近代・思想史研究会(茅嶋洋一)
認知と記号研究会(柳原慎也)

 

 

 ここでは、心身論研究会の主宰者である木村敏さんが研究会発足のいきさつと
その狙いをお話しされましたので、掲載いたします。



◇発表 心身論研究会  主宰 木村敏 


河合塾、河合文化教育研究所と関係を持たせていただいたのは、ずっと前、名古屋市大につとめていた頃、私の人生の中で名古屋時代は長いのですが、その間にこの文教研と関係を持たせていただきました。

私は名古屋市大と八事病院に勤めている間に、読書会という形で外国語を読んで訳すという会をやっていました。若い人、お医者さんを育てるのには非常によい方法だということを思っていたからです。

それはどうして良いかということを説明するのはむつかしいのですが、著者がドイツ語なりフランス語なりで書いていることを、ただ意味を置き換えて日本語にするというのではなく、いったいこの著者はどういう意図で何を狙ってこういうことを書いているのかということを読んでいこうとしたのです。そうするとですね、精神科の医者というのは患者さんの言っておられることを、一種そういう気持ちで聴かなけりゃならないのですね。

翻訳をするというわけではなくても、いずれにしても自分の頭の中に入れるには、本当はこの人は何を言いたいのだろうかということを察して、患者さんと対話するということが非常に必要なことで、読書会が意外とそういうことの訓練に役立つということを、名古屋市大にいたころから考えておりました。

名古屋市大をやめて京大に移った頃、そのころは学園紛争の最中で、京大で若い人を集めて読書会をするのは不可能でした。どうしても、教える側と教えられる側という上下関係ができあがる、そういう階層関係ができることは避けがたい。だから、読書会を通じて若い先生方に精神医学のコツを学んで欲しいと思っても京大ではできなくなってしまったのですね。だから学外に出て会を持ち、今でも続けています。

ところで、一方で名古屋市大関係の人たちが読書会をしたがっていたので、私は個人で名古屋へ出かけていたのですね。会場を見つけたりしましたが、月一回が3ヶ月に一回となってしまい、ならば泊まりがけでやろうということになり、そうなるとどうしても個人の力ではやれなくなってしまった頃に、どちらがどう持ちかけたのか忘れてしまいましたが、文教研の研究会として「心身論研究会」という形になったのです。参加者が全国どころか、海外にまで広まってしまっているので、その「心身論研究会」がホテルでやれることは非常に助かっていまして、現在もおかげさまで活動しています。



 


第13回
2015年8月27日

■研究会発表
柳原慎也(認知と記号研究会)
「オットー・イェスペルセン"Analytic Syntax"について」

福島一洋(カブリ・ジオメトリ研究会)
「数学の概念の動的な視覚化」

・コメント(上記2諮表に対する共通コメント)
小林一路(「認知」、「カブリ」研究会)
「認知における記号の役割」

特別提言「予備校・河合塾の現在と文教研」」
茅嶋洋一(日本近代・思想史研究会)


 

 

第1 回
2003年9月5日
■各研究会の発表
漢文訓読研究会/経済研究会/差別問題研究会/女性論男性論研
究会/認知と記号論研究会/ドストエフスキイ研究会/ 20世紀国
際政治史研究会/日韓文化交流研究会/日本近代・思想史研究会/
大学基礎準備教育研究会

第2 回
2004年9月1日
■経済研究会・差別問題研究会発表
菅 孝行(差別問題研究会)・今井弘道(経済研究会)
「戦後民主主義を牽引した政治学者・丸山真男の仕事を手がかりに、
グローバル時代の日本の現在を考える」

第3 回
2005年9月1日
■内藤湖南研究会・日本近代・思想史研究会発表
谷川道雄
「官民の二元構造と近世・近代─中国民衆の命運について」
渡辺京二「日本のアーリーモダンと近代」

第4 回
2006年8月31日
■研究会発表・討論
丹羽健夫「新しい教養教育とは何か」
八木暉雄(現代と教育研究会)
「大学における教養教育について── 若干の考察」

第5 回
2007年8月27日
■研究会発表・討論
木村 敏「自己・こころ・脳」

第6回
2008年8月28日
■研究会発表・討論
谷川道雄「中国民衆はいまどこに立っているか──現代から歴史へ」

第7 回
2009年8月28日
■研究会発表
漢文訓読研究会/学習デザイン研究会/経済研究会/現代社会と教
育研究会/国語教育の再構築研究会/身体表現教育研究会/世界史
研究会/大学基礎教育研究会/ドストエフスキイ研究会/ 20世紀国
際政治史研究会/日韓文化交流研究会/日本近代・思想史研究会/東
アジアの歴史と現代研究会/ヨーロッパ研究会

第8 回
2010年8月30日
■研究会発表
青木和子(女性論・男性論研究会)
「『女性論・男性論研究会』の立ち位置」
公文宏和(経済研究会)
「自由放任、安価な政府そして経済人とアダム・スミス」
芦川進一(ドストエフスキイ研究会)
「『地下室』の延長としての予備校」

第9 回
2011年8月27日
■研究会発表
原田伸雄(身体表現教育研究会)
「危機に立つ肉体──異和と響き──」
山田伸吾(内藤湖南研究会)「内藤湖南と現代」

第10回
2012年8月29日
■研究会発表
加藤正男(20世紀国際政治史研究会)
「20世紀前半の国際政治史の諸問題」
藤堂光順(漢文訓読研究会)
「漢文訓読の歴史と中国の鬼神(きしん)の世界」
丹羽健夫「愛知の寺子屋─教育学部以前・以後」

第11回
2013年8月29日
■研究会発表
菅孝行(差別問題研究会)
「原発廃絶運動と差別批判のアポリア」
八箇亮仁(東アジアの歴史と現代研究会)
「民権期における日朝中連携の模索――甲申政変・大阪事件そして中江兆民」

第12回
2014年8月25日
■研究会発表
新井勝憲(日韓文化交流研究会)
「「イルム裁判」が照らし出す日本社会の<現在>」
結城敦司(国語教育の再構築研究会)
「中等教育における「読む力」とはどういう力か」
牧野剛特別研究員「新テストについて」