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ドストエフスキイ研究会便り(15)

 

今回の「研究会便り (15)」の内容は以下の通りです。


 

 

 

 

《講演・研究発表の原稿化》

★これから「ドストエフスキイ研究会便り」に今までの講演・研究発表を原稿化して掲載し、
完了後は一つのサイトに独立させる予定です。

第一回目は「ドストエフスキイと福沢諭吉、二つの旅」と題して、
昨年2019年2月に「東京YMCA午餐会」で行った講演・卓話を取り上げます。

以下は、講演について会員の皆さんに予め周知するため、
東京YMCAから依頼されて書いた説明文です。
これで講演の趣旨がお分かり頂けると思います。

 「ドストエフスキイの『夏象冬記』(1863)とは、
当時世界の最先端を走るロンドンとパリ二都の目撃記かつ痛烈な弾劾の書であり、
そこから後期ドストエフスキイ文学が爆発して来る原始星雲のような位置を占めます。

今回はこれに、同じ年同じ西欧を旅した福沢諭吉の『西航記』を重ね、
二人が見た近代の光と闇について考えます」

★『夏象冬記』(1863)は私が常に立ち返るドストエフスキイ研究の原点の一つで、
ドストエフスキイ研究会に於いても長いこと若者たちと一緒に読み続けてきました。

この作品については、既に「研究会便り(2)」や「予備校graffiti⑥」等でも
様々に言及しています。

また1989年、この作品をテキストとして河合文化教育研究所の主催で行った
連続講座(「エンリッチ講座―ドストエフスキイを読む―」)の記録も
『隕(お)ちた「苦(にが)艾(よもぎ)」の星(ほし)というタイトルで
出版されています
(河合文化教育研究所、1997)。
(以下つづく)

    
詳しくはこちらをご覧ください。

「研究会」→ドストエフスキイ研究会