河合ブックレット 35・34・33・32・31
河合ブックレット35
アートを通した言語表現
──美術と言葉と私の関係
宮迫千鶴
定価 本体750円+税
自由に絵を描き自在に文章を紡いで人生を鮮やかに生き抜いた、たぐいまれな画家にしてエッセイストの宮迫千鶴の魅力の原点に迫る。
解説/谷川晃一
河合ブックレット34
戦後日本から現代中国へ
──中国史研究は世界の未来を語り得るか
谷川道雄
定価 本体750円+税
戦後の中国史研究に「共同体論」から独自の地平を開いた著者が、日本の戦後史と自らの研究史を問い直すことを通して、現代中国の構造的矛盾と可能性に光を当てた渾身の思索。
解説/山田伸吾
河合ブックレット33
9.11以後 丸山真男をどう読むか
菅 孝行
定価 本体750円+税
熾烈を極める丸山批判と擁護のいずれにも与せず、丸山の可能性と限界の両方を見極めながら、9.11以後の新たな世界状況における丸山の思想的意味を探った画期的な丸山論。
解説/太田昌国
河合ブックレット32
歴史のなかの文学・芸術
──参加の文化としてのファシズムを考える
池田浩士
定価 本体750円+税
未曾有の暴力をもたらした20世紀ファシズムの淵源は民衆の参加にある──民衆が主人公となった現代社会の文学・芸術を深く考察し、〈近代〉の正嫡としてのファシズムを問い直す。
解説/栗原幸夫
河合ブックレット31
グレートジャーニー 2001年 地球の旅
──「進歩」はヒトに何をもたらしたのか?
関野吉晴
定価 本体750円+税
南米最南端からユーラシア大陸を経てアフリカの人類発祥の地へと、化石燃料を使わずに人力のみで遡行したグレートジャーニー。現代文明を撃つその壮大な旅の中間報告。
解説/牧野 剛