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身体・気分・心 ──臨床哲学の諸相

 

身体・気分・心身体・気分・心 ── 臨床哲学の諸相
監修 木村 敏・坂部 恵
発行 河合文化教育研究所
発売 (株)河合出版
2006年12月刊行
A5版 3900円+税

 

〔監修〕
木村 敏
坂部 恵

〔執筆〕
津田 均
廣瀬浩司
加藤 敏
坂部 恵
鈴木國文
山形頼洋
内海 健
新田義弘

〔対談〕
木村 敏
坂部 恵

 

 

目次


まえがき/木村敏

対談・生と知のアクチュアリティ/木村 敏・坂部 恵

Ⅰ 越境する身体
境界の哲学と精神科臨床/津田 均
反転する身体とパースペクティヴ性──メルローポンティ後期思想の射程/廣瀬浩司
後期メルロ-ポンティとラカンにおける身体.眼差し・鏡──精神病理学の見地から/加藤 敏
仮面の眼──はるかなる視線/坂部 恵

Ⅱ 気分の現象学と病理
「憂うつ」の機能と病理/鈴木國文
不安の身体/山形頼洋
メランコリーの水脈/内海 健
知の自証性と生の根本気分/新田義弘

あとがき/坂部 恵

 

著書の内容


形而上学を排して世界とのアクチュウアルな接触に賭けようとする哲学と、世界に挫折した患者との治療経験を通して超越論的思考へと不可避に至る精神病理学の、〈臨床哲学〉という新たな場での刺激的な出会いと思索。河合臨床哲学シンポジウム論文集。