戦後日本の中国史論争
戦後日本の中国史論争
谷川道雄 編 著
発行 河合文化教育研究所
発売 (株)河合出版
1993年1月刊行
A5版 4000円+税
目次
はしがき
第一章 総論/谷川道雄
第二章 秦漢帝国論/東 晋次
第三章 六朝貴族制論/中村圭爾
第四章 均田制研究の展開/氣賀澤窺
第五章 宋代農村杜会史研究の展開/宮澤知之
第六章 明清郷紳論/檀上 寛
第七章 明清時期の商品生産をめぐって/岩井茂樹
附録シンポジウム「戦後日本の中国史論争」
著書の内容
中国の歴史を、その固有性に立ちつつ、なおかつ世界史の普遍性の中で全的に把握するにはいかなる方法が可能か──。戦前の中国停滞論の克服をめざして真摯に闘われた戦後の中国史論争の数々。歴史認識をめぐって活発に展開されたこれら諸論争にくまなく光をあて、わが国の中国史研究の軸と問題の所在を余すところなく解明。