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EC経済統合とヨーロッパ政治の変容

  

 

EC経済統合とヨーロッパ政治の変容EC経済統合とヨーロッパ政治の変容──21世紀に向けたエコロジー戦略の可能性──
住沢博紀・坪郷 實・長尾伸一・阪野智一・長岡延孝・伊藤公雄 編著
発行 河合文化教育研究所
発売 (株)河合出版
1992年8月刊行
A5版 3900円+税

 

 

目次

序文 二つの世紀の交錯する九〇年代/住沢博紀

Ⅰ ヨーロツパにおげる経済杜会の変動と新しい政策思考
1 八〇年代杜会民主主義の経済戦略──新自由主義一の対応とエコロジー的成長論──/長尾伸一/長岡延孝
2  ヨーロツパの新しい杜会運動──ドイツスタイルをめぐって──坪郷 實
3 EC統合と移民問題──国民国家の地理的再編成/小野塚佳光
4 諸国におけるフォード主義農業の危機と持続的発展のオルタナティヴ/須田文明
 

Ⅱ ヨーロッパ各国におげる八〇年代/九〇年代国内政治の展開
5 新しい杜会民主主義と改革政治の復権/住沢博紀──ードイツ杜会民主党・ベルリソ綱領の成立過程と統合ヨーロッパにおげる意義
6 もう一つの保守主義──(西)ドイツ.コール政権とキリスト教民主同盟/野田昌吾
7 政治的プロジェクトとしてのサッチャリズム──一九八〇年代イギリスにおげる新保守主義の展開と成果/阪野智一
8 「ポスト.サツチャー」期のイギリスと労働党の政策転換/長尾伸一
9 フラソス杜会民主主義の登場──思想的な体制批判論から体制の改革論へ/長岡延孝
10 イタリア左翼民主党とヨーロツバ左翼の展望/伊藤公雄

あとがき/住沢博紀

 

著書の内容

70年代長期不況、旧ソ連崩壊、環境破壊の深化等、資本主義、社会主義ともどもの限界と終焉が露出してきた中、世界はどこへ行こうとしているのか。本書は、EC 統合というヨーロッパの脱国境化の新しい試みを軸に、先進社会が抱えるあらゆる矛盾と危機を分析し、その中から新しい社会モデルを大胆に模索した画期的労作である。