研究論集
■ 研究論集
研究論集 第1集
〈2005年9月1日発行〉
特集Ⅰ アジアの歴史と近代(1)
第1回日中共同学術討論会(2002年3月)
中国社会の歴史的発展と近代化─日中比較論の検討─/谷川道雄
中国農業近代化についてのいくつかの考察/林承節( 寺田るり子 訳)
日本の中学校歴史教科書における「近代」の扱い方について─アジアの「近代」の再検討に向けて─ /山田伸吾
白江口の戦いに関する歴史的地名の考証/王小甫(金瑛二 訳)
全国水平社創立の背景/八箇亮仁
日本の歴史過程における断絶と連続─戦後初期の改革と「逆コース」を論ず─ /王新生(井上徳子 訳)
「ノモンハン事件」とモンゴル/堀江雅明
特集Ⅱ アジアの歴史と近代(2)
第2回日中共同学術討論会(2003年3月)
内藤湖南の唐宋変革論とその継承/谷川道雄
張家山漢簡『二年律令』中の「宦皇帝」を論ず/閻歩克(中田和宏 訳)
内藤湖南『近代文学史論』( 江戸時代学術概論)の意義─日本における近代人文科学成立の一例─ /山田伸吾
靺鞨、女真逓興述論─渤海国を中心として─/王小甫(河上洋 訳)
古代東アジアにおける人的交流について─百済王権を中心に─/金瑛二
海を越える黄砂の発源地を尋ねて─漢代居延地区の自然環境とその開発を探る─蒋非非(田村俊郎 訳)
「渤海人」の民族意識について/河上洋
日本の近代化過程における日本的特徴の研究─江戸時代の二重・二元政治構造とその歴史的影響─/宋成有(山田伸吾 訳)
公害は生産優位の副産物であるという考えについて/森本英之
遼代の渤海遺民について─東丹国と安定国を中心に─/劉浦江( 河上洋 訳)
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研究論集第2集
〈2006年6月20日発行〉
特集Ⅰ アジアの歴史と近代(3)
第3回日中共同学術討論会(2004年8月)
郷里・官場・士林─漢晋士族の発展についての若干の断想─/閻歩克( 谷川道雄 訳)
六朝貴族における人格と身体/谷川道雄
愛のための戦い─漢と匈奴との戦争と良賤身分制─/」蒋非非(山田伸吾 訳)
東北アジア諸民族の民族的系譜について─粛慎から渤海へ─/河上洋
『遼史』国語解から『欽定遼史語解』まで─契丹言語資料の源流─/劉浦江(井上徳子 訳)
江戸時代の通俗道徳をとらえ直す─石門心学を通して─ /八箇亮仁
第一次世界大戦の〈世界性〉の問題について/高岱( 大谷敏夫 訳)
近代日中学術思想を比較して─経世学と法学・政治・経済学─/大谷敏夫
1989ー1992 年ブッシュ(シニア)大統領任期中の中米関係に対する中国知識人の反応─中華アメリカ学会を中心視点として─ /牛大勇(劉勇 訳)
特集Ⅱ アジアの歴史と近代(4)
第4回日中共同学術討論会(2005年8月)
漢初の東方政策略述/陳蘇鎮( 谷川道雄 訳)
中国史における世界性と固有性─六朝時代を実例として─/谷川道雄
金、元における散官の地位の下降とその原因/張帆(河上洋 訳)
近世時代区分論の射程と差別問題/八箇亮仁
概説・新編『明史』/王天有(吉尾寛 訳)
『経世済民』型財政官僚の数量的思考と中国近世─明末の戸部尚書・畢自厳の著作にもとづく一試論─/」吉尾寛
戦後初期東アジアにおける権威主義政治/王新生( 李済滄 訳)
世界史をどのように捉えるか/大塚克彦
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研究論集 第3集
〈2006年11月15日発行〉
特集 20世紀の戦争・紛争をめぐる国際政治(1)......20世紀国際政治史研究会
1920 年代のヨーロッパ国際関係」/加藤正男
民族自決論と戦後秩序─バウアー、ウィルソン、レーニンの交錯を中心に─/鈴木是生
21 世紀初頭の日本における太平洋戦争前史の研究状況展望/義井博
NSC68 の現代史的意義─ブッシュ・ドクトリンの先例─ /加藤正男
アイゼンハワー、ケネディ政権とコンゴ危機(1960ー1963年)/三須拓也
ジョンソン政権の「貧困との戦い」の核心問題/山田敬信
ジョンソン政府最後の1 年(1968 年)のベトナム戦争政策─October Surprises かNovember Surprises か─/福田茂夫
ニクソン大統領のベトナム戦争─ Jeffrey Kimball, Nixson' s Vietnam War, 1998の紹介─/福田茂夫
ボスニア紛争調停の「世界化」か「ボスニア化」か─ 1992 年8 月ロンドン・旧ユーゴスラビア国際会議に関する二つの性格規定─ /吉留公太
ユーゴにおける「介入」の変遷と国家の統合・解体/定形衛
論考 主任研究員や研究会に所属する研究員などからの論考
裁判記録の中の John Hathorne, Assistant/竹本健
死者との断絶─親鸞とルターにおける「信仰」宗教の成立/中谷博幸
近代啓蒙と女性」森田美芽/「9・11 テロと国際法/楪啓介
君主独裁政治前史二題/谷川道雄
『近世文学史論』に至る「前史」─内藤湖南の「天職論」の意味─/山田伸吾
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研究論集 第4集
〈2007年6月15日発行〉
特集Ⅰ アジアの歴史と近代(5)
第5回日中共同学術討論会(2006年8月)
漢の文帝劉恒の出身/蒋非非(李済滄 訳)
唐代進士及第者の仲間意識」杉井一臣/「拝火教と突厥の盛衰/王小甫(河上洋 訳)
城下町から近代都市へ─日本における近代都市形成の特徴 名古屋を事例として─/小林賢治
朱子学と近世中日韓三国の政治文化/宋成有(哈斯額尓敦 訳)
日本の歴史教科書における朝鮮史の記述─扶桑社版を中心として─/金瑛二
日中「軍閥」現象およびその解釈の比較研究/徐勇(井上徳子 訳)
現代日本における中国観─現代日本人の中の『中国』イメージについて─/山田伸吾
特集Ⅱ ヨーロッパにおける知と社会......ヨーロッパ研究会
ドイツ社会民主主義から社会的民主主義へ─ 30 年の個人的な研究・活動史─ /住沢博紀
貧困問題にどうアプローチするか─「社会的包摂」アプローチとドイツにおける貧困をめぐる最近の政治的論議から─/野田昌吾
地域循環型社会を目指す産業クラスターと社会制度基盤─木質バイオマス利用をめぐる日本とスウェーデン─ /長岡延孝
食品リスクをめぐる科学的専門知と公共討議─フランスを事例に─ /須田文明
フランス35 時間労働法の命運─労働時間の政治経済学─/清水耕一
「現代のヨーロッパ研究」への視点/長尾伸一
ルターと乞食/中谷博幸
キェルケゴール『不安』と『絶望』における女性性の問題─身体、心、性─/森田美芽
靖国神社公式参拝に関するメモランダム/楪啓介
政治における罪障性─トレルチとウェーバーにおける信仰と政治─/柴山隆司
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研究論集 第5集
〈2008年2月25日発行〉
特集 内藤湖南研究─学問・思想・人生─...... 内藤湖南研究会
内藤湖南の歴史方法─『文化の様式』と『民族的自覚』─/谷川道雄
内藤湖南の『文化』史について/葭森健介
『支那史学史』の特徴と意義─とくに第七章・第八章の分析を通して─/福原啓郎
内藤湖南『支那近世史』の特色について─同時代の類書との比較を通して─ /小林義廣
『近世文学史論』の方法─内藤湖南の史学思想の基層─ /山田伸吾
中国史の枠組みと渤海/河上洋
論説「清国創業時代の財政(支那財政通考の断片)」の分析手法/吉尾寛
清末から民国初にかけての地方行政と地方自治─内藤湖南の見解に基づいて─ /大谷敏夫
内藤湖南と戊戌変法/柴田幹夫
言論人内藤湖南の中国観察─北清事変前後から、日露開戦の頃─/小野泰
内藤湖南の中等東洋史教科書における東洋史像/高木尚子
湖南の末娘の父への思い出/馬彪
内藤湖南先生自筆稿紹介/兎本恵宥
内藤湖南宛書簡集(明治・大正)/名和悦子編
『玉石雜陳』解題と翻訳・其の一「玉石雜陳引」/高木智見
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研究論集 第6集
〈2009年3月20日発行〉
特集 アジアの歴史と近代(6)
シルクロードと東西文化交流─日中の歴史、文化と教育─
第6回日中共同学術討論会(2008年3月)
営盤遺跡を読み解く/宋暁梅( 田村俊郎 訳)
渤海国の中の西方人/河上洋
漢唐時代、中原からの西向求法が西域文化に与えた影響/鄭亮( 井上徳子訳)
唐詩における西域情趣とその文化的含蓄/郭院林( 寺田るり子 訳)
草原地帯の突厥石人から見た東西文化交流/王小甫(高木尚子 訳)
雪胸と羃䍦─ 唐代女性の袒装再解釈─)/李志生(河上洋 訳)
考古遺跡から見た瑪納斯川流域における自然環境と早期人類活動の関係/王宗磊( 哈斯額尓敦 訳)
隆慶和議に関する近年の日本の分析視点/吉尾寛
絹の道( シルクロード)と中国文化の閉鎖性─胡適のデューイ称賛を手がかりとして─/彭小瑜(山田伸吾 訳)
イメージとしての「シルクロード」─ NHK「シルクロード」特集を素材として─/山田伸吾
唐代シルクロード(絹の道)の農民の生活世界 /張安福(杉井一臣 訳)
14 ~ 19 世紀における「西域」の開発と戒め─ 1997 ~ 2007 年:明清期「西域」研究の注目点の論評─/徐凱・陳昱良( 石本利宏 訳)
西域と朝鮮─「朝鮮人使節」は実際にサマルカンドを訪れたのか─ /金瑛二
東北アジアにおけるシルクロード/蒋非非(北村一仁 訳)
高校生が学ぶ中央アジア史─大学入試問題を例に─/井上徳子
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研究論集 第7集
〈2009年12月25日発行〉
特集Ⅰ 東アジアの歴史と現代研究会
中国古典時代の終結と東アジア世界の成立/谷川道雄
龍崗秦簡に見る『參辧(辨)券』について/馬 彪
戦国燕の国家的性質─古代東アジアにおける「経済大国」─/石本利宏
前漢後半期における官制秩序の形成─王莽の官制改革を中心として─/馬場理惠子
粛慎朝貢の意義について─東夷朝貢の一側面─/赤羽奈津子
北朝政権の辺境統治に関する一考察─仇池地区を例として─/北村一仁
特別寄稿 現代社会と教育研究会
進路相談における面談技法について/八木暉雄
特集Ⅱ 内藤湖南特集 補論
明代官僚の汚職について─州県官を中心にして─/谷口規矩雄
清末地方行政と州県官─経世思想家の見解に基づいて─/大谷敏夫
内藤湖南・久保天随・桑原隲蔵─「民族」対「文化」─/松尾洋二
[研究ノート]
内藤湖南の中国社会認識のあり方 その「特殊性」認識について─「近代支那の文化生活」「民族の文化と文明とに就いて」「支那に還れ」を中心に─ /山田伸吾
内藤湖南宛書簡集(昭和)/名和悦子編
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研究論集 第8集
〈2010年12月25日発行〉
特別寄稿
中国現代農民維権活動覚書/谷川道雄
明治維新と清末変法維新思想/大谷敏夫
特集Ⅰ アジアの歴史と近代(7)
唐宋変革と東アジア世界ー第7回日中共同学術討論会(2009年8月)
はしがき/山田伸吾
《禹迹図》と宋代の《禹貢》学/辛 徳勇(杉井一臣 訳)
柳宗元に於ける「士」と「官」/杉井一臣
唐代女性の外出─そこにおける男女差別の観念と階級秩序に触れながら─/李 志生(金 瑛二・ソロンガ 訳)
朝鮮史上における画期─統一新羅から高麗へ─/金 瑛二
中国古代における本命のタブー/張 帆(河上 洋 訳)
「非人」呼称の登場とその変容/八箇亮仁
隋唐宋元時代における中国人の日本観/王 暁秋(山田伸吾 訳)
内藤湖南の中国「近世論」について/山田伸吾
特集Ⅱ アジアの歴史と近代(8)
世界史としての中国史ー第8回日中共同学術討論会(2010年8月)
はしがき/山田伸吾
『孫子兵法』の漢代人に対する影響と作用/劉 華祝(田村俊郎 訳)
古代中国における欲利の克服─漢代の蝗説話を端緒として─/高木智見
東アジアの年号紀年体系の形成年代について論ず─漢武帝前期の紀年文物の考察を中心に─/辛 徳勇(田村俊郎 訳)
中国史における中世について─漢魏革命と唐宋変革─/葭森健介
宋代以降の史注の批評の出現と発展を論じる/何 晋(中田和宏 訳)
民衆反乱の視点─明清時代を中心に─/吉尾 寛
中国の改革開放と大平正芳/王 新生(中田和宏 訳)
内藤湖南とレヴィ= ストロース─西欧世界の相対化という視点からの素描─/山田伸吾
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研究論集 第9集
〈2012年3月15日発行〉
特集Ⅰ アジアの歴史と近代(9)
東アジアと遊牧社会ー第9回日中共同学術討論会(2011年7月)
先秦期における中原と北方の関係について─晋における北方民との婚姻を中心に─/石本利宏
経済類型の変遷と文化の伝承─内モンゴルの遊牧経済とモンゴル文化を事例として─/常 宝(山田伸吾 訳)
東アジアにおけるチンギス・ハーンの征服戦争の影響/党 宝海(ソロンガ 訳)
五京制度の系譜/河上 洋
元朝の中国の歴史発展に及ぼした影響/張 帆(山田伸吾 訳)
内藤湖南の「近世(近代)」論における「元王朝」の意義/山田伸吾
明代の大寧の地政学的地位について(提要)/李 新峰(河上 洋 訳)
特集Ⅱ 中国農民研究会 共同研究
現代中国農民の維権(権利擁護)運動─中国学界の討論をめぐって
/谷川道雄・中田和宏・田村俊郎
特別寄稿 [研究ノート]
内藤湖南の明治維新観/大谷敏夫
フィッツジェラルドとその主人公たちとの伝記的アプローチ/徐 谷芃
内藤湖南と現代/山田伸吾
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研究論集第10集
〈2012年12月20日発行〉
〔特集〕シンポジウム「現代中国農民運動の意義一前近代史からの考察一」
はしがき/八箇亮仁
現代中国農民運動の特質-趣旨説明を兼ねて/谷川道雄
中国における国家と民の関係-「民の父母」を中心として/高木智見
秦漢の郷里三老 馬彪
均田農民の「分」-魏晋南北朝隋唐における農民の社会的生存権について/葭森健介
宋代地方官と民衆-真徳秀を中心として/小林義廣
13~I4世紀中国の郷村社会-地域社会の指導者と農民の視点から/小野泰
清末江南基層社会と包世臣の農政観/大谷敏夫
中国の農民運動-前近代から現代へ/吉尾寛
〔特別寄稿〕
谷川道雄編 現代中国農民維権運動の性格をめぐって-中国専家との交流記録-
前言/谷川道雄
現代中国農民維権運動の歴史的位置/谷川道雄
現代農民維権運動の二重性-谷川先生の評論に対する回答/応星
谷川先生の「現代中国農民の維権運動の歴史的位置」について/周飛舟
結語/谷川道雄
〔研究ノート〕
古代朝鮮半島における仏教と対外関係-高句麗・百済の仏教銘文を中心に-赤羽奈津子
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研究論集第11集
〈2014年3月25日発行〉
〔特集I〕アジアの歴史と近代(10)
「現代」と歴史学ー第10回日中共同学術討論会(2013年8月)
はしがき/山田伸吾
第10回日中共同学術討論会のテーマについて「現代」と歴史学/山田伸吾
追悼と感謝 谷川道雄先生/王新生
谷川道雄先生を偲んで/山田伸吾
村史の構成と再構成-平谷北山地区の一部村落の歴史叙述を中心に/王元周(ソロンガ訳)
甲申政変と日本側の関与/八箇亮仁
元代に西域で屯田が行われた原因に関する試論/王宗磊(ソロンガ訳)
歴史学の視点から探るモンゴル文化変遷の原因及びその特徴/巴孟和(ハスエリドン訳)
中国の帝制時代の「君主専制」問題の再検討/張帆(ソロンガ訳)
進歩史観と現代/山田伸吾
〔特集II〕国際シンポジウム 近代における中国と世界の相互認知一内藤湖南と中国-
小特集に寄せて/陶徳民
内藤湖南の歴史認識における哲学的背景/井上克人
内藤湖南と中国知識人との関係系譜-仰承から垂範への変奏/銭婉約(呂超・井上克人訳)
王羲之の僕役 熊希齢の顧問-1913年内藤湖南の自己定位から見たその対中国姿勢の特質/陶徳民
「支那人に代わって支那の為めに考へる」再考/高木智見
『内藤湖南の国境領土論再考-二〇世紀初頭の清韓国境問題「間島問題」を通して』紹介/名和悦子
内藤史学の継承と発展についての初歩的考察-谷川道雄を中心として/胡宝華(高木尚子訳)
『諸葛武侯』と湖南史学の形成/呉偉明(高木智見訳)
内藤湖南の文化発展論-新しき精神と「分配」・「化成」/高木尚子
〔特別寄稿〕
村上春樹『ノルウェイの森』におけるアメリカン・ドラマツルギー 徐 谷芃
杭嘉湖道王燧貪縦不法案 乾隆朝官僚汚職研究 Ⅲ/谷口規矩雄
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〔特集1〕20世紀の戦争・紛争をめぐる国際政治(2)
──柳沢英二郎「戦後国際政治史」研究への再評価と挑戦──
はしがき/細井保
柳沢英二郎先生(1926-2012)研究業績 目録/細井保・吉留公太
冷戦の「終わり」と動態的国際政治史観──柳沢英二郎の冷戦論を読み解く──/吉留公太
「現状」概念論と現状変更──1945年と1949年の現状変更をめぐる論争──……加藤正男
柳沢国際政治史学とユーゴスラヴィア=ソ連論争/定形 衛
戦後史の出発点──占領のイタリア方式──/柳沢英二郎
冷戦期における米国の対イタリア戦略戦(Political Warfare)/松本佐保
アイゼンハワー政権とベルギー領コンゴ/三須拓也
キューバ危機,その後の六ヵ月──米ソ対決論と革命維持論──/柳沢英二郎
フルシチョフ退陣前後──ひとつの仮説と覚書──/柳沢英二郎
21世紀アルゼンチン・ペロニスダ外交に見る1970年代ゲリラ思想の影/松下洋
〔特集II〕国際学術討論会
日中民間交流の昨日と明日ー第11回日中共同学術討論会(2014年8月)
はしがき/山田伸吾
国策学者としての内藤湖南の『支那論』について/楊 棟梁(ソロンガ訳)
中国史の「普遍性」について──内藤湖南の歴史論を中心として──/山田伸吾
中江兆民の思想と「新民」論/八箇亮仁
近代韓国における孔教運動について──李炳憲を中心とした考察──/王 元周(林嵐訳,ソロンガ改訳)
辛亥革命期における日本人の行動──本願寺教団・大谷光瑞の動向を中心にして──/柴田幹夫
西洋近代文明と賽春嘎の民族振興思想─賽春嘎『モンゴル民族興盛の歌』の再読に際して──/巴・孟和(林嵐訳,ソロンガ改訳)
岡崎嘉平太の中国観/周頌倫(林嵐訳,ソロンガ改訳)
〔特別寄稿〕
古代チベット語文書に見られる戦国説話/大西啓司・九嶋利宏・赤羽奈津子
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研究論集第13集
〈2017年3月31日発行〉
〔特集〕国際学術討論会
近代化と地方史ー第12回日中共同学術討論会(2016年8月)
はしがき 山田伸吾
李文治と李俒 王 元周(羅 敏訳)
被差別民の軌跡にみる日本近代 八箇亮仁
清代の辺境統治思想と雲南の漢民族移民政策 羅 春梅(張 雪禾 訳)
大谷光瑞と台湾の近代化 柴田幹夫
幕末期における近世学問の意義-吉田松陰の家学修業を例として-唐 利国
[書評・論考・特別寄稿]
[書評]「内藤湖南と台湾」を巡る問題点(その一)
-中川未来氏の『明治日本の国粋主義思想とアジア』を論評する- 山田伸吾
[論考]戦国中山国の社会と国際関係 九嶋利宏
[特別寄稿]村上春樹文学の世界性を読もう-『アフターダーク』を通して見る- 徐 谷芃
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〔特集〕国際学術討論会
東アジア世界の歴史と現代-グローバル化の中で-第13回日中共同学術討論会(2018年8月)
はしがき 山田伸吾
有沢広巳の傾斜生産方式、日本モデル 王新生
(田村俊郎 訳)
魏晋南北朝時代の朝貢 赤羽奈津子
華夷変態の三つの形態 周 頌倫
(陳 海冰 訳)
民国期杭州から見た蔡元培の教育思想の欠点 彭 小瑜
(中田和宏 訳)
内藤湖南と朝鮮 山田伸吾
〔論考・特別寄稿・史料紹介〕
[論考]
谷川共同体論と家族・宗族 小林義廣
[論考]清代中期に於ける火薬・火器の使用状況について 谷口規矩雄
[論考]王莽の長安都改造について 馬 彪
[特別寄稿]『アフターダーク』における「暴力」とその克服 徐 谷芃
[史料紹介]明治六年政変前後の日朝関係と副島種臣の東アジア政策について 名和悦子
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〔論考〕
目次
内藤湖南『燕山楚水』を巡る問題状況についての
解題と解説.pdf
山田伸吾
〔研究ノート〕
阿片戦争と魏源・包世臣に関する研究再考
大谷敏夫
〔特別寄稿〕
村上春樹『東京奇謂集』について ―人間としての再生ヘ― 徐 谷芃
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・■目次■・
〔特集〕内藤湖南研究(その2)
はしがき/山田伸吾
湖南の清朝経史学研究と孔教及び文化観/大谷敏夫
内藤湖南と『支那目録学』/小林義廣
内藤湖南からみた「国家」「国民」「文化」―― 共生への模索/葭森健介
内藤湖南進講考――何故杜佑『通典』がテーマなのか―― /福原啓郎
近代日本の朝鮮認識と内藤湖南の朝鮮観/小野泰
内藤湖南とその批判者達――湖南批判の今と昔/山田伸吾
内藤湖南における中国の「近代」観についての小論/山田伸吾
内藤湖南書簡紹介/名和悦子
これまでの研究論集
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