学習デザイン研究会〈 主宰:成田秀夫 〉
学習デザイン研究会
〈 主宰:成田秀夫 〉
戦後の高度経済成長の終焉、バブル経済の崩壊、格差社会の到来といった日本現状のなかで、教育を取り巻く環境も大きく様変わりしようとしています。そうした環境の変化に対応しようと、教育のあり方も変革を迫られてきました。しかし、なにをだれがどのように改革したらいいのかといったビジョンは未だ茫洋としており、改革案の多くが抽象的な提案にとどまっているか、目の前だけの具体論に終始しているか、いずれにしても有効な対策を講じきれないのが現状であるといえます。こうしたなかで、わたくしたちは、教育の全体構造と具体的な教育のあり方をつらぬく「学習デザイン」がないことに、その大きな問題点があると考えています。そこで当研究会では、学習者の学びを支援するための「学習デザイン」のあり方を広く深く研究し、具体的な教育現場につながる方途を模索していきたいと考えております。
具体的な研究内容・テーマ
・学習者の学習・理解の過程の解明
・言語(日本語)運用能力の学習への寄与
・学習者の学びを支援する教授法の開発
・教師の臨床的な教育力の熟達化と教師教育
・社会と教育現場を切り結ぶ学習デザインの在り方 など