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日本近代・思想史研究会〈 主宰:茅嶋洋一 〉

日本近代・思想史研究会〈 主宰:茅嶋洋一 〉

 「日本近代・思想史研究会」の研究課題は、思想史的側面から〈日本近代〉とは何であり、それを突き動かし、また、領導した思想史的文脈とは如何なるものであったのかを検証することを研究の主眼においている。しかし、日本の〈近代〉を探るためには、その前史としての中世末・近世の日本社会の文明史的特質を明らかにすることが不可欠であるし、〈日本〉の近代を特徴づけるためには、世界史的視野にたって近代そのものを問い直す必要がある。したがって、個々のテーマはおのずから多岐にわたることになるが、このような多面的な光をあてることによって〈日本近代〉を照射することができるのではないかと考えている。具体的な活動としては、研究報告・討論会の開催、研究成果の小冊子発行などを行っており、現在、1999年7月に実施した研究報告会における渡辺京二氏(当会研究員)の報告「世界史は成立するか」の小冊子、2000年実施の李成市・早大教授の講演記録「国民国家の物語=〈国史〉を超えて─東アジア共有史への試み─」が完成している。また、河合塾の地区・校舎と連携し、その文化的活動の支援も行っている。