推薦図書『わたしが選んだこの一冊』
『わたしが選んだこの一冊』は、
河合文化教育研究所主任研究員および河合塾の現役講師や
かつて講師、フェロー、採点者として塾に関わった方々、
当研究所のシンポジウム、研究会、講演会、出版、また各地区の講演会などに
私たちと同じ志と問題意識をもって関わっていただいた外部の方々に依頼して、
これまで自分の人生で大きな影響を受けた特別な本を選び出していただきました。
「大学受験」という人生の大きな関門を突破するためには、
当面の受験への取り組み方や知識の取得が大切であるばかりでなく、
人生とは何かを考える強靱な思考力や、
自分のなかの計り知れない潜在能力を掘り起こしてくれるような、
深くゆったりした知的経験が必要であると、
私たちは信じています。
それには、やはり心を揺さぶるような良質の読書が欠かせないと思います。
2010年の創刊号から2022年度版まで、これまで13年間にわたって年刊で発行してきましたが、
多くの人々が関心を寄せて下さったお蔭で、その発行総数は累計80万部を超えることになりました。
いかに多くの人が、読書を人生で必要なものと考え、良い本への道しるべを望んでおられたかにあらためて思い至った次第です。
本冊子は、それなりの使命をまっとうしたのではないかと考え、
今回のこの2022年版をもっていったん終刊することになりました。
そして2010年度から2022年度まで全ページをここに掲載いたしました。
これまで若い人々の心に届くような豊かで刺激的な原稿をお寄せ下さった多くの執筆者の方々、
そしてこれをていねいに読んでくださった多くの読者の方々に、この場をお借りして心からお礼申し上げます。
◆2022 わたしが選んだこの一冊 → 2022わたしが選んだこの一冊読書への誘い.pdf
◆2022 わたしが選んだこの一冊 → 2022わたしが選んだこの一冊もくじ.pdf
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《《 バックナンバー 》》
『2021 わたしが選んだこの一冊』は、河合文化教育研究所のシンポジウムや研究会、講演会、出版などに、私たちと同じ志と問題意識をもって関わっていただいた方々に依頼して書いていただいたものです。
◆2021 わたしが選んだこの一冊 → 読書への誘い.pdf
◆2021 わたしが選んだこの一冊 → もくじ.pdf
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◆『 2020 わたしが選んだこの一冊』
『2020 わたしが選んだこの一冊』は、河合文化教育研究所のシンポジウムや研究会、講演会、出版などに、私たちと同じ志と問題意識をもって関わっていただいた方々に依頼して書いていただいたものです。
◆2020 わたしが選んだこの一冊 → 2020読書への誘い.pdf
◆2020 わたしが選んだこの一冊 → 2020もくじ.pdf
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◆『 2019 わたしが選んだこの一冊』
『2019 わたしが選んだこの一冊』は、河合文化教育研究所のシンポジウムや研究会、講演会、出版などに、私たちと同じ志と問題意識をもって関わっていただいた方々に依頼して書いていただいたものです。
◆2019 わたしが選んだこの一冊 →2019読書への誘い.pdf
◆2019 わたしが選んだこの一冊 →2019もくじ.pdf
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◆『 2018 わたしが選んだこの一冊』
『2018 わたしが選んだこの一冊』は、河合文化教育研究所のシンポジウムや研究会、講演会、出版などに、私たちと同じ志と問題意識をもって関わっていただいた方々に依頼して書いていただいたものです。
読書への誘い→ わたしが選んだこの一冊2018 読書への誘い.pdf
クリックしてください→ ◆2018『わたしが選んだこの一冊』全ページ
◆『読書の薦め 2017 わたしが選んだこの一冊』
『読書の薦め 2017 わたしが選んだこの一冊』は、6年間にわたって発行してきた『わたしが選んだこの一冊(2010~2015)』の中から37編を厳選して合本として発行したものです。
『読書の薦め2016 わたしが選んだこの一冊』36編に続くものです。
もくじ→2017読書の薦め もくじ.pdf
読書への誘い→2017 読書への誘い.pdf
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収録推薦図書から
『風土 人間学的考察』和辻哲郎著 木村敏
『後世への最大遺物・デンマルク国の話』内村鑑三著 谷川道雄
『哲学の三つの伝統 他十二篇』野田又夫著 中川久定
『ヒトはなぜ協力するのか』マイケル・トマセロ著 橋彌和秀 訳 長野敬
『晩年』太宰治著 丹羽健夫
『アジアの歴史 東西交渉からみた前近代の世界像』松田壽男著 渡辺京二
『遠野物語』柳田國男著 牧野剛
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◆『読書の薦め 2016 わたしが選んだこの一冊』
『読書の薦め 2016 わたしが選んだこの一冊』は、6年間にわたって発行してきた『わたしが選んだこの一冊(2010~2015)』の中から36編を厳選して合本として発行したものです。
『読書の薦め 2016 わたしが選んだこの一冊』
もくじ→2016読書の薦めもくじ.pdf
読書への誘い→2016読書への誘い.pdf
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推薦文
牧野 剛 推薦 /伊達宗行『「理科」で歴史を読みなおす』→「理科」で歴史を読みなおす.pdf
(牧野先生のその他の『わたしが選んだこの一冊』の推薦文はこちらをご覧ください。クリック)
河合文化教育研究所の牧野剛特別研究員は2016年5月20日に急逝されました。
牧野先生は、河合塾国語科講師として全国の校舎を飛び回って授業を行いつつ、河合塾の文化活動を画期的な発想と実行力で牽引してきました。18歳前後の若い人たちに受験に限定されない<知>の現場を提供したいと力を尽くした牧野さんのこの実行力が河合文化教育研究所の設立へと繋がりました。
河合文化教育研究所は予備校の中の研究所という大学にはない特別な場所で、独自の研究活動や執筆活動をされている方々を主任研究員にお招きしましたが、牧野さんはその中心的な役割を果たしました。
河合文化教育研究所からの推薦図書 『わたしが選んだこの一冊』も牧野さんの発想から生まれました。
若者の活字離れや読まないことによる日本語能力の低下をなんとかしたい、読書を通して強靱な思考力を育ててほしい、深くゆったりした知的経験を養ってほしいとの思いから『わたしが選んだこの一冊』を2010年から発行し、全河合塾生に配布しました。
この小冊子の評判は塾外までにおよび、毎年全国の高校や図書館などから送付の要望が多数寄せられています。
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毎年夏に文教研の各研究会がそれぞれの活動を発表する合同研究会を開催していますが、2013年の合同研究会では、6月に急逝された河合文化教育研究所の主任研究員のおひとり谷川道雄主任研究員を、牧野さんは次のように追悼されました。
「自分は予備校に谷川さんたちを招いたと最近まで思っていたけど、違うのじゃないか。彼らが我々を鍛えて日本の大学などのどこにもない研究所を作ってやろうと思って来たのではないかと最近思うようになった」「どちらが能動的でどちらが受動的だったという対立する形態でなく、かつてヨーロッパにあったという木村先生の云う中動態のような関係でもあったのではないか」と話されました。
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推薦文
谷川道雄 推薦 /中川裕『アイヌの物語世界』→アイヌの物語世界.pdf
谷川道雄先生は、中国中世史のご研究のかたわら、東アジア史や「アジアの歴史と近代」をテーマとしたシンポジウム・研究会の主宰および顧問として精力的に活動されてきました。
研究者であるとともに教育者としても多くの方々から慕われ、「教育とは、その時々の人類共同体の再生産のためにあるという考え方で、現在の我々にとっての人類共同体の課題を自覚し(自然環境の問題、人と人との関係の問題など)、各個人がそれに向かって知を磨いてゆくことである」と一貫した教育観を語られています。
『わたしが選んだこの一冊』でも、人と人との共生、人と自然との共生を語っておられ、次世代の若い人たちへ託す強い思いが込められています。
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2015『わたしが選んだこの一冊』
読書への誘い→読書への誘い.pdf
本冊子のねらい→本冊子のねらいpdf
もくじ→もくじ.pdf
木村 敏 推薦/西田幾多郎〈絶対無〉とは何か→絶対無とは何か.pdf
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2014『わたしが選んだこの一冊』
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2013『わたしが選んだこの一冊』
2013年もくじ.pdf
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2012『わたしが選んだこの一冊』
2012年もくじ.pdf
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2011『わたしが選んだこの一冊』
2011年もくじ.pdf
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目次
《推薦図書》 // 《推薦者》
『代表的日本人』内村鑑三著/鈴木範久訳 // 谷川 道雄
「退屈な話」『六号病棟・退屈な話、他五篇』チェーホフ著/松下裕訳 // 中川 久定
『タイム・マシン』H・Gウエルズ/宇野利泰訳 // 長野 敬
『1973年のピンボール』村上春樹著 // 丹羽 健夫
『徳政令』笠松宏至著 // 渡辺 京二
『怒りの方法』辛 淑玉著 // 岡 文子
『科学の考え方・学び方』池内 了著 // 八木 暉雄
『憲法と平和を問いなおす』長谷部恭男著 // 結城 敦司
『死の家の記録』ドストエフスキイ著 // 芦川 進一
『隋唐世界帝国の形成』谷川道雄著 // 金 貞義
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤陽子著 // 加藤 正男
『堕落論・日本文化私観』坂口安吾著 // 石原 開
『ツァラトゥストラはこう言った』ニーチェ著/氷上英廣訳 // 原田 伸雄
『日本語は進化する 情意表現から論理表現へ』加賀野井秀一著 // 成田 秀夫
『「日本」とは何か』網野善彦著 // 牧野 剛
『本と中国と日本人と』高島俊男著 // 藤堂 光順
『ムーミンの哲学』瀬戸一夫著 // 公文 宏和
『魯迅文集』魯迅著/竹内好訳 // 茅嶋 洋一
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