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東アジアの歴史と現代研究会〈 主宰:八箇亮仁 〉

東アジアの歴史と現代研究会〈 主宰:八箇亮仁 〉

 本研究会は、2000年に「世界史研究会」の一部門として発足した「中国史研究会」が改組・独立したもので、戦後歴史学における東アジア認識について検討し問題状況を共有しようという課題意識から出発している。具体的活動としては、世界史・日本史教科書が戦後の近現代世界認識を一定程度反映しているという了解を前提に、中学校・高等学校の世界史・日本史教科書を分析・検討することに加え、谷川道雄主任研究員のもと、会員各自の問題関心に沿った研究発表、東アジアの歴史・問題状況につながる書物の紹介・発表、招聘講師による学界動向の紹介・講演活動などを行っている。また本研究会が独立した理由にも関連するが、本会は以上の活動に加えて、北京大学歴史学系との文化交流である「日中共同学術討論会」の推進基盤となっている。教育・研究活動を現実課題のなかにどのように提起し、生かしていくかは時間を要することであるが、「日中共同学術討論会」はそのような模索の実践的な一面である。この活動と関連して本研究会は河合文化教育研究所の『研究論集』発行も提言し、第1集以降にその発表内容を報告している。