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女性論・男性論研究会〈 主宰:吉田理恵 〉

女性論・男性論研究会〈 主宰:吉田理恵 〉


 言葉や思想は決して中立的ではない。性別と深く関わり、性差別を外面的にも内面的にも再生産し続けている。予備校は、そのような「言葉や思想」を媒介に成立する教育産業である。若者達に仕事として語る「言葉と思想」に孕まれている意味を、語る大人自身が検証し続ける……。河合塾の講師を中心に構成されている本研究会の課題を、私達はこの点に置いている。そして、この課題設定の下に、塾生対象に、彼らの性意識の変化を追いつつ製作したのが「おんなとおとこ─らしさの陥穽─」「おんなとおとこ─違い・出会い・すれ違い・そして…─」の2本の講演ビデオであった。また、対外的には、福岡市女性センター・アミカスの「女性問題講座プログラム研究会」や八女市の「市民講座」に講師として招かれたり、埼玉県の国立婦人教育会館が主催している「女性学・ジェンダー研究フォーラム」のワークショップに参加するなど、地域の人たちや教育現場の教職員との交流を行った。そして、塾内では、「河合塾セクシャルハラスメント防止・対策委員会」その後身の「ハラスメント防止・対策委員会」の活動に全面協力し、ガイドライン・細則の作成や啓発活動にかかわるなど、より具体的実践的な活動にも携わっている。