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中・日・韓三国関係と東北アジアの平和的発展について

中・日・韓三国関係と東北アジアの平和的発展について

主催:北京大学東北アジア研究所
河合文化教育研究所
日時:1997年10月23日・24日 8:30~18:00
会場:北京大学勺園会議場

 日本列島、朝鮮半島、中国大陸は、その地理的近接性を基礎として、古代より緊密な相互関係をつくりあげてきた。冷戦崩壊後の近年は、さらに東アジアの著しい経済的文化的発展も手伝って、この地域の緊密化は増している。そうした東アジアで、わたしたち一人一人が他国の人をより深く理解し、相互に対話することが今何にも増して必要になってきている。
 〈中─日〉、〈韓─日〉の近代史上の「不幸な過去」を乗り越え、互いに協力・連帯して平和なアジアをつくりあげていくための基礎作業の一端として、北京大学東北アジア研究所所長・宋成有先生の発案で本シンポジウムが企画された。日本からは早大、文教研ほか21名、韓国から延世大学ほか8名、そして北京大学を中心とする中国の学者26名によって下記のテーマで、真摯な報告と活発な討論が行われた。

1. 古代中日韓三国関係と東北アジアの国際的構造
2. 近代中日韓三国関係の変化と東北アジア発展類型の形成
3. 戦後中日韓三国の現代化プロセスの比較
4. 中日韓三国と米国、ロシアの相互関係
5. 中日韓三国と朝鮮半島の平和的統一
6. 中日韓三国の協力と東北アジア経済区域化
7. 中日韓三国文化教育交流について
8. 中日韓三国の歴史教育と価値観の差異と共通性の比較
9. 中日韓三国青年の相互理解と交流について
10. 21世紀の中日韓関係と東北アジアの平和的発展

■ PROGRAM東北アジア
河合文化教育研究所からの発表は以下。
谷川道雄(主任研究員・北京大学客員教授)
「東アジア世界の成立について」
牧野 剛(研究員)
「東アジア大学入試統一試験比較分析企画・報告」
山田伸吾(研究員)
「内藤湖南の歴史思想── もう一つの近代」
竹国友康(研究員)
「韓国・鎮海湾から見た日露戦争──歴史と物語のあいだで」