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倉田 令二朗

  
倉田 令二朗(くらた れいじろう)
故人



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プロフィール
著書 
シンポジウム・講演会
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◇◆ プロフィール ◆◇

倉田 令二朗(1931ー2001)
1931年丸亀市生まれ。
東京大学理学部数学科卒業。
東京工業大学大学院遠山啓研究室へ入る。
丸亀に帰り大手前高等学校教師を務める。
再度上京し、㈱日本科学技術研修所電子計算機センターで研究会に参画。
1961年日本大学文理学部講師となるが、翌年馘首される。

1963年3月、脳出血でたおれ、半身不随となる。1964年3月、九州大学工学部助手となり、学位(理学博士、専攻・数学基礎論)を得る。
のち助教授。

そのころから九州福岡においてベトナム反戦運動や当時活発になっていた全共闘運動、福岡ベ平連など市民活動に積極的に活動し、その自由闊達な人柄から運動の中心的存在となる。1970年福岡県柳川市の県立伝習館高校事件が起こった際、原告である茅嶋洋一らの活動やその裁判闘争を支援する。

1986年、河合文化教育研究所主任研究員就任。翌87年より10年ほど京都・名古屋・東京にて「数学探訪講座」を実施。古典数学から数学基礎論まで講義。

2001年8月8日急逝。

多様・多彩な交友関係を反映して、「しのぶ会」はその年の秋、九州福岡(10/21)名古屋(11/2)東京(11/3)、翌年はふるさとの丸亀(8/8)でも開かれ、多くの人が別れの機会を得た。

引き続いて追悼集『破天荒の人 倉田令二朗』2003、著作選『万人の学問をめざして-倉田令二朗の人と思想』2006が出された。
 



◇◆ 著書 ◆◇

『数学と物理学との交流』
『数学論序説』
『初等記号論理学入門』
『数学概論』
『数学の天才と悪魔たち』
『ガロアを読む』
『平方剰余の相互法則』

河合ブックレット
数学シリーズ(1~7)数学基礎論シリーズを監修

共著
『伝習館・自立閾争宣言』伝習館救援会編
『伝習館裁判・原告最終準備書面』伝習館救援会発行など

訳書
『ブルパキ数学原論 代数4〔第8〕』
『ブルバキ数学原論 スペクトル論1〔第35〕』




◇◆ シンポジウム・講演会 ◆◇

倉田令二朗の数学探訪講座