経済研究会〈 主宰：公文宏和 〉

経済研究会

〈 主宰：公文宏和 〉

　本研究会は、おもに日本とアジアの経済の現状分析にテーマを絞っています。社会経済学・政治経済学の方法にその視点は据えられています。したがって、マクロ的経済成長の様相を明らかにするためにも制度的要因を重視します。すなわち、経済成長が経済発展につながるかに注目して研究を進めて行きたいと考えています。経済成長の制度的要因の研究、いいかえれば、経済発展の分析には日本およびアジアの諸国の市民社会的成熟の研究も含まれます。ここは、エコノミストの、つまり景気分析家の言論と異なるところです。
　制度的要因を重視するという意味で本研究会の守備範囲はかなり広いものですが、焦点は、市民社会論を一つの軸に、その実現に向けてのベースとしての均衡の取れた経済発展の可能性を探るところにあります。この勉強の成果を日ごろの授業や教材作りに生かすことができればと考えています。
　研究会の講師にはできるだけ若い専門家をお呼びするように心がけています。フレッシュな問題意識に触れることが大切だからです。また本研究会には、会員や会則はありません。参加した人が会員です。したがってこんな研究成果を発表したい、こんな研究成果を聞きたいという申し出があれば、できる限り実現できるように心がけます。奮って参加してください。